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アンナプルナ-Annapurna-
サンスクリット語で「豊穣の女神」を意味し、ヒマラヤ山脈のネパール中央部東西約50kmにわたって連なる山群の総称。
西にダウラギリ、東にマナスルというヒマラヤの山群に挟まれ、北には秘境ムスタン王国がある。
標高8091mで世界第10位のアンナプルナ第1峰を始め、第2峰(7937m)、第3峰(7555m)、第4峰(7525m)、ガンガプルナ(7454m)、マチャプチャレ(6993m)、ニルギリ(6940m)、ティリチョ(7134m)、等の名峰からなる。
トレッキングには、TIMS(20US$、約1500円)、アンナプルナ保護区入域証(2000Rs、約2000円)を事前に取得することが必要。

2011年8月9日(火)
早朝6時前に宿を出た。
歩いてやって来てしまったが、ポカラのバグルン・バスパークまでは歩く距離じゃなかった。
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午前8時のバスで200Rs、5時間ほどでベニに到着。
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バスで出会ったリョウ君と宿をシェアすることになり、バスステーションにあるこ汚い安宿にチェックイン一人150Rs(160円位)。
リョウ君は日本人の学生バックパッカーだが、こんな風に雨期でトレッキングの超ローシーズンであるこの時期に、僕と同じようにガイドも雇わない日本人の単独トレッカーを見つけるのは正に奇跡だったのだと、後々思い知る。
出会いの神様に感謝。
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ベニは意外と大きな町で、標高ポカラ900m前後に対してベニ817m。
標高が変わらない分物価も変わらないようで、食料などを揃えるにはここでも十分そうであった。
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なんだかんだしていたら14時を回っていたが、ガイドブックに歩いて2時間半というシンハ温泉に行くことにした。
温泉はネパール語でタトパニだが、「シンハ・タトパニ」と言っても通じない。
「ShinKha タトパニ」というようにKが入るような発音だと思う。
2時間半を往復すると5時間になるから、現地での入浴時間を計算せずに真っ暗になる19時を過ぎることになるが、僕はなんだかヤケクソで、リョウ君も来ると言うので一緒に走って温泉を目指した
温泉は地球の歩き方の写真にあるものとは違い、屋根が出来ていて、なんだか開放感が無かったし、そもそも時間が無い。
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まさにカラスの入浴を済ませた。
身体が全然温まってないのに、帰り道雨が降ったので風邪を引くのを恐れてまた走って帰った
温泉入るのに逆に疲れてしまった。
それもトレッキング前日に。

2011年8月10日(水)
下界と物価の変わらない、というか下界であるベニでは、チベット風焼きそば・チョーメン45Rs(50円位)を食べた。
ジョムソンでは物価が下界の倍すると言う。
いったいどこから物価が上がるのだろう。
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さて、早朝6時前には起きて宿をチェックアウトした僕とリョウ君。
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日本を出てもうすぐ1年になる僕のバックパックは重い。
不要な物は全てカトマンズに置いて来た。
ただ、テント泊が必要なティリチョ・トレッキングを志す僕のバックパックには食料が大量に入っているのだ。

ジープである程度標高の高いところまで行ってしまおうという計画だったが、最初のジープステーションとなるタトパニまでの道で土砂崩れが起き、2回乗り換えなければいけない上に料金も結構する(350Rs)みたいだ。
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土砂崩れは雨期のトレッキングには付き物のようで、常々困らされた。
では「歩いてどれ位か?」と聞けば
3〜4時間」だと言う。
ジープスタンドのチケットカウンターの人々は親切だったが、ところがどうだろう?
朝6時過ぎに歩き始めて、到着したのは16時過ぎだ

10時間もかかったじゃねーか

と笑顔で親切だけど適当(?)なネパール人を恨んだ。
そして荷物が重かった。
肩が壊れるんじゃないかと思った。
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リョウ君は「あとあと考えたら今日が最も辛かったと思えるんじゃないですかね」と言って、
僕は「そうだよね〜」とは言いつつも心の中ではティリチョ・トレッキングがそうなるんではないだろうか、と思った。
それはその通りになるのだが、寧ろティリチョ・トレッキングのハードさと言ったら僕の想像を遥かに超えていた。
今考えればこの時の僕はかなりのん気である。
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僕とリョウ君はタトパニEVER GREEN LODGEにチェックインした。
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疲れているから当たり前だが激うまなダルバートが200Rs(210円位)、狭くてオンボロのツインルーム一人一泊50Rs(50円位)。
トレッキング中ある宿はこんな感じで宿代は安いが食費を多く取る
食事をそこでしないのなら宿代が上がるらしい。
ダルバートとはインドで言うターリー、ネパール風カレー定食セットみたいなもんで、お代わり自由なのがありがたい。
僕は、もともと大食いな上に、朝と昼はビスケットやインスタントヌードルを生で食べて、夜は宿でちょっと高いがお代わり自由のダルバートをばか食いした
そして温泉へ。
タトパニという街の名前が意味するものは正に温泉で、ここタトパニの温泉は開放感があって設備もちゃんとしていて気持ちが良かった。
ちなみにここに来る途中1時間ほど手前にあるラトパニの温泉は雨季のため川に完全に呑まれていた
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2011年8月11日(木)
2日間ハードなトレッキングをしたので今日は温泉で休憩
リョウ君は昨日結構バテていたから、「若いのにまだまだだな…」なんて思っていたのだけど、今日は僕に激しい筋肉痛が襲ってきた。
リョウ君に筋肉痛は無いらしく、「明日には出発しましょう」とピンピンしている。
歳は取りたくないものだ。


2011年8月12日(金)
朝7時前にタトパニを出発。
ダナ村で雨宿りがてらチャイ20Rsを頂く。
ネパールでチャイは普通10Rsなので、此処は標高が1460m程上がっただけだが既に倍だ。
ルクセ村では激しく巨大な滝道を寸断していた。
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そこでバスを捕まえて、ガーサへと至る。
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天気が悪かったし荷物が重いのでここは自分を甘やかす。
150Rs(160円程)でバスは同じルクセの村内でいいだけ僕らを待たせた後、すぐに悪路に苦戦し客も総出で押したり引いたりした末に、15時前標高2012mガーサ村到着。
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狭い渓谷の道を走るバスはジェットコースターみたいに怖かった
500Rs(500円くらい)で標高2586mトゥクチェ村までまたもやバスを利用。
とは言え、3回も悪路によりバスの乗換えをさせられた。
レテの村で僕はバスの皆とはぐれて、すぐに再会できたけどリョウ君に後で聞いた話では、なんと遭難したのだと思われて大変だったらしい。
皆で「コージー〜」とかって叫んで僕を探していたのだそうな
申し訳ない。
僕は勿論はぐれるつもりなんて無くて、前を歩いてるおばちゃんたちに付いて行っただけなんだけど、おばちゃんたちは乗換えじゃなくてそのレテの村で下車だったんだね。
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トゥクチェ村に入る手前から景色は一変していた。
道の隣を流れるカリ・ガンダキ川は急流からゆっくりと流れる濁流に姿を変え、村々はどうやらチベット風だ。
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トゥクチェ村もチベット風の家々が立ち並ぶ雰囲気の良さそうな村だったが街道随一の美しい村としてガイドブックに紹介されているマルファ村に急いだ。
だってトゥクチェ村に着いたのはもう17時半で、マルファ村に到着したのはもう真っ暗だったからさすがに暗くなっていく山道と言うのは怖かった
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マルファ村では名も無き宿にチェックインした(宿代一泊100Rs、ダルバート200Rs)。
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  1. ネパール(Nepal)
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ポカラ-Pokhara-
ネパール、カトマンズから西に約200km、ポカラ渓谷の北西に位置しするネパール第2の都市。
ベワ湖と名峰マチャプチャレを筆頭とするヒマラヤの景観から非常にツーリスティックな街でもある。
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2011年8月6日(土)
カトマンズからツーリストバスでポカラにやって来た。
この時期ネパールは雨季真っ只中で、ネパール首都カトマンドゥとポカラを結ぶ道路では、土砂崩れのため酷く渋滞していた。
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アンナプルナの山々をトレッキングし、世界一高い湖見るため。
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今は無き伝説の安宿FIRE ON THE MOUNTAIN一泊50ルピー(50円位)3泊。
ポカラには今年の1月にも来たのだ。
市内からダウラギリ、アンナプルナ、マナスルという標高8000メートル級のヒマラヤの山々の頂きが望めるのがこの街の自慢だが、今は雨季なのでまぁ無理だろう。
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サランコット付近をトレッキング。
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トレッキングの練習がてら見晴らしの良いサランコットの展望台を目指していたのだが道がわからず、諦めた。
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ペワ湖湖畔を散策。
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二人でトレッキングしようと、準備を進めてきたランちゃんと僕だったけど、結局僕は一人でトレッキングに行くことになった
インドのバラナシのババGHで出会い、オルチャでばったり再会して以来、インドとバングラデシュとネパールの3カ国を一緒に旅して、最後に別れる決意をした街がポカラだった。
4ヶ月以上僕は一人の女性と一緒に旅をして、愛とは何であるか考えてきた。
僕はずっと一人で写真を撮って旅をしてきたから、二人で旅をするというのは新鮮なことばかりだった。
ただ、僕たちはまるで違う人間のようであり、その逆に鏡のように僕と似ていると、思うこともあった。
彼女のおかげで、二人で旅をするということがどういうことか、よくわかった気がする。
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