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12月13日(月)
夏河から西寧にやって来て、青海塔頂陽光国際青年旅舎35元(500円位)ドミトリーにて7泊を過ごす。
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夏河の拉ト楞紅石国際青年旅舎風邪をひいてしまったので西寧では長くいただけで特に出歩いていない。
西寧の街は大気汚染のためか晴れることが無く、夏河より更に寒かったが、宿の中は暖かくて、風邪を治すには最適だった。
ちょっと料金が高いけど、部屋で無線LANも使えるし、チベットのことについて調べるにも良かった。
中国ではただでさえインターネットの速度が遅い上に、日本語のサイトはよくブロックされているものがある。
別にイヤらしいサイトだからとか、教育上良くないとかまっとうな理由があるわけではない。
実際僕のブログも表示されないし、何故かというかやはりというか、中国ではチベットに関する情報は、仕入れにくい
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殆ど丸一日部屋で寝て、インスタントヌードル等の保存食を食べて過ごし、できるだけ暖かい時間に外出して、近くの市場通りにある快餐店で10元(約150円)前後の野菜たっぷりボリュームたっぷりのぶっかけ飯を、ご飯を2回位おかわりしてお腹一杯食べて果物等を買って帰る。
風邪で寝込んでいても食欲はあった。
その店はちょっと高い気がしたが、とてもおいしかった。
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宿泊していた塔頂陽光国際青年旅舎のドミトリーで、中国広東省出身のアチューと、香港出身のアファイがいて、香港で覚えたての広東語を試したくて、2人と仲良くなった。
アチューは下ネタが大好きで、正反対のようなまじめな男アファイは、風邪で寝込む僕に代わってラサ行きのチケットを買ってきてくれた
アファイもラサに行くと言うので、同じ日に出ることにした。
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12月20日(月)
僕にとってこの日は、勝負の日だった
まるで大学受験を控えている学生のような、緊張の一日が始まる。
僕が向かうチベット、ラサは、1959年中国人民解放軍に占拠されるまで、一つの国の首都であった。
それ以来チベットはチベット自治区として中華人民共和国の支配下にある。
中国は、おかしな国で、実際は殆ど自由に旅行できたりするのだが、見られたくないモノがあるのでしょう、自由に旅行することを許されていない地域がある。
僕が向かうチベット自治区区都ラサも然りだ。
外国人がラサに入るには外国人入境許可証(通称パーミット)というものが必要で、その後ネパールに抜けるにもまた別のパーミット、外国人旅行許可証というものが必要になる。
それだけじゃなく、ガイドを雇わなければならない。
外国人がチベット自治区内を観光するにはガイドを連れて行動しなければならず、僕はそれが嫌だった。
ガイドと一緒では自由に写真が撮れない。
だけどチベットに行きたい。
チベットは僕の最も行きたいとする場所の一つだった。
それに、お金も物凄いかかってしまう。
二種類のパーミット代は勿論、ガイド料金が滞在中毎日発生する。
因みに一般的な安めのツアーでは2000元(3万円位)以上かかるようだ。
もちろん、中国人は入境証やガイドなんていらない。
だから、昔からバックパッカーは(ノーパーミット略して通称ノーパミ)でチベットを抜ける、というのが一般的であった。
パーミットというのは事実上、形骸化していて役人の既得権益と化していたので、以前はそれが簡単だったようだ。、
でも2008年、チベット人による中国政府への反乱があった。
それ以来ノーパミで(ノーパーミット略して通称ノーパミ)でチベットを抜ける、というのが難しくなったらしい。
難しいどころか不可能だと、いろんな人に言われた。
チベット人の反乱が2008年というつい最近もあったということは、それだけ彼らの不満が溜まっていたからだろう。
チベット人は野蛮だったり好戦的な民族ではない。
重要なのは中国政府がこれまでチベットに、何をしてきたか、ということだ。
ちなみに、万が一外国人がチベット自治区内で発見された場合のペナルティは最大罰金500元(7500円位)だそうだ。
つまり、ペナルティはさほど厳しくないのである。
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というわけだが、僕はそんなことは知らなかった、ということで僕はこれからチベットを旅する
今日は、僕はチベットに向かう寡黙香港人になりきらなければ!
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僕が乗る勝負の電車は14:56発。
僕が乗るのは蘭州始発ラサ行きK917次硬座226元(3300円位)。
宿で準備を済ませ、昨日チェックインした日本人の旅人とご飯を食べて、西寧駅へ。
駅の荷物チェックの後は第一関門、駅構内に入るためにチケットを見せる。
ラサ行きのチケットを見せて外国人とばれると、パーミットを求められるかもしれない。
そこで僕はあらかじめ買っておいたゴルムド行きのチケット(113元(約1600円)で購入)を見せて駅構内へ入場
ゴルムドはラサに行く途中の駅で、自由旅行が許されている地域だ。
第一関門突破。
西寧駅はラサ行きとそれ以外で待合室が分かれている。
僕はラサ行きの待合室へ。
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案外簡単に行けそうだなー♪」と思って、目立たなそうな喫煙室で待機していると、遂に来た、中国のポリスマン
僕はなるべく地味な格好をしていたのだが…。
バックパックはやはり目立つのかな…。
心臓はバクバクだ。
もうこれで終わりだ…と思った。
ポリスマンというよりポリスレディ?その女性警官2人は、
ニーシーチョンゴウレンマ(お前は中国人か)?」と何度も言った、俺はただただ頷いた
それでは余計怪しいのだろう、相手は何か言った
僕は身分証を要求されたのだと思ったが、一か八かゴルムド行きのチケットを無言で見せた
2人の警官は、一言も発さない僕に怪訝そうな顔をしていたが、喫煙室を出て行った。
なんとか最大の難関を越えたように思えた。
この一件があったから僕は、この後も細心の注意を払った。
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発車時刻15分前頃、ゲートが開いて、西寧駅の待合室からチベット人の群集の中、僕もホームへ向かった。
僕はただ人の流れについていく。
一旦地下に降りて、再び階段を登り、あった、ラサ行きの電車K917次
僕の乗る車両、7号車の前までやって来て、隙を見て乗車
ここで初めて出すラサ行きのチケット
何事も無かった。
自分の座席41番をす。
自分の座席41番にる。
掌さんに荷物を上の棚に置くように言われる。
秘密兵器iPod
あとはこいつが僕をラサへ導いてくれることを信じて…
未だ西寧駅を発車しないK917、自分の座席に座って音楽を聞いていると、車掌さんがチケットを見せろと言ってきた
間違って旅客健康登記カードを見せてしまった
それには僕が香港人であるように書かれているので、ったが、何事もなかった。
僕はこの時心の中でガッツポーズをした
中国の鉄道では、一般的に一つの車両に一人の車掌さんがいるから、自分の乗る車両の車掌さんを味方につけたような気分だった。
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その後、遂に列車は発車
検票も問題なかった。
念には念を。
僕は車内、乗務員らしき人が通る度にiPodを聞いて下を向き、寝ているフリをした。
列車は無事最後の難関ゴルムド駅を通過して深夜、乗客が寝静まった頃、やっと車内を歩き回った。
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一番安いチケットなので乗客は殆どチベット人だ。
絶景のチベット高原を走る人気の青蔵鉄道の車両なので一見綺麗だったが、トイレなどは酷かった
チベット人は親切だと聞いていたけど、マナーは悪いようでその点他の中国人と変わらなかったから、車内は見る見る汚なくなっていった。
チベット人達も他の中国人同様、ゴミをそこら中に捨て、手鼻をかみ、痰を吐いていた。
1959年には中国に占領されたわけだから、この50年余りの間に中国人のマナーの悪さを吸収してしまったのかもしれない。
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車内は5000mを超えたりもするので、僕は風邪がまだ治っていなかったのと高山病でちょっと苦しかった。
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12月21日(火)
西寧からラサまでは丸一日かかる。
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景色はチベットそのもの
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冬の枯れ果て凍て付いた大地と水色ではない本物の青空
時々チベット人の集落らしき街を通過して、時々ヤギやヤクの放牧が見える。
でもそんな車窓の景色は、九塞溝〜郎木寺〜夏河という四川省、甘粛省、青海省にあるチベット文化圏を旅してきたバスの車窓風景とさほど変わらなくて、やはり夏が良さそうだな、と思った。
チベットは本来現在のチベット自治区だけではなく、雲南省、四川省、甘粛省、青海省の一部も含めた広大な領土を持っていたのだ。
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15時40分頃、ラサ駅に無事到着。
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だが油断禁物。
実はずっと隣の席に乗っていた香港人バックパッカー、アファイとガッツポーズをしたい気持ちを抑え、街へ行くバスに乗る。
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さぁ、ここから問題は宿探しだ。
ラサではパーミット無しでは宿に泊まれないと聞いている。
アファイはとてもよくしてくれて、最初サウナに泊まるつもりだった僕に代わって通訳のようなこともしてくれた。
一緒にご飯を食べて、別れた。
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別れた後に気付いたことは、案外泊めてくれる安宿がある、ということだ。
僕はTibet H.D.F. Youth Hostel 青年旅舎(BIKE HOSTEL自行車主題旅舎)にチェックインした。
ドミトリー15元(200円位)でホットシャワーもあるし無線LANも使えて快適な宿だった。
宿のスタッフの姉ちゃんも優しくて俺がノーパミだと言っても「Maybe No Problem(多分大丈夫だ)」と言った。
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宿探しの途中東惜国際青年旅舎というユースホステルで日本人エビちゃんに出会った(ちなみにもう二件ラサにはユースホステルを発見したが、平惜国際青年旅舎は外国人が泊まる棟を改築しているらしく滞在不可能で、もう一件はノーパミだと泊まれないと言われた)。
彼も今日僕より一本遅い列車でラサにノーパミでやって来たらしいのだが、車内で日本人だとバレたのに無事チベット入りを果たしたという強者だった。
エビちゃんのブログ、チベット不法侵入  第1話はこちら
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どうやらなんとか無事、ラサに滞在できそうだった
風邪もなぜかすっかりよくなっていった。
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